作曲家フランツ・シューベルト
1797年にウィーンで生まれた作曲家。ロマン派を代表する一人で、多くの歌曲を作曲しました。《魔王》は1815年、18歳のときの作品です。
詩と音楽ゲーテの詩から生まれた歌曲
原曲はドイツ語で歌われる、独唱とピアノのための歌曲です。ドイツ語の歌曲は「リート」と呼ばれます。
登場する声一人の歌い手が、四つの役を歌い分ける
語り手、父、子、魔王。声の高さや歌い方の変化に注目すると、誰が話しているかを聴き取りやすくなります。
伴奏の働き馬の疾走を思わせる、三連符
ピアノで繰り返される三連符は、馬が走る様子や切迫感を感じさせます。伴奏も物語を伝える大切な役割を担います。
聴き比べ父、子、魔王の表現の違い
父の低い声、子の不安を感じさせる高い声、魔王が優しく誘う場面の長調など、声と音楽の変化に耳を傾けましょう。
原曲では、父が目的地に着いたとき、子はすでに亡くなっています。このゲームの「逃げ切ってクリア」は、学習のために作った別の展開です。
問題づくりの参考資料
BGMの音源について
シューベルト《魔王》D.328
歌唱:Ernestine Schumann-Heink
Victor録音(1913年・出典表記)
歌唱・伴奏付きの歴史的録音を使用しています。Wikimedia Commonsの音源・権利表記では、録音を含めてPublic Domain Mark 1.0とされています。MP3に変換して使用しています。